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               会社について  

                Company

多肉植物

                        サヴォアフェール 
                        SAVOIR
​  -
FAIRE

            

匠の技

            サヴォア・フェールはフランス語で【匠の技】意味します。最初に
  この言葉を使い始めたのがCHANELです。自社の 抱える職人たち
  の見事な仕事ぶりを称えるために生まれた言葉と言われています。  

            
     私たちサヴォアフェールズは、ご縁のある美容師を称える気持ちと
   共に【顧客との良好な人間関係を築く】ためのお手伝いをすること
     で、匠の技を存分に発揮できる環境作りを支援いたします。
 
          


    
           
                    
                         
      この3つの技術を通して、美容師にとって最大の課題でもある
     【生涯美容師の実現】のサポートがしたいという想いから、この
      会社を作りました。

     また、もともと「師」業である美容室がここ数十年でサービス
       業の要素が強くなり、間違ったお客様目線でのコミュニケーシ
   ョンを取ることで、良好な人間関係が築きにくくなっています。
       美容師が本来あるべき教育産業に戻して行くことこそ、美容師
   を生涯続けられる仕事にする鍵だと考えています。

           






​           




   私たちは美容師・美容業界の健全で永続的な発展に貢献しな
   がら社員・取引先様の物心両面の豊かさを追求します。
      

      

 

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               メンバー  

               Member

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Managing Director​

​川井 康豊

​経歴:
​美容師歴    9年
美容メーカー歴 8年

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Evangelist​

​川井 みはる

​経歴:
​美容師歴    10年
美容メーカー歴 10年

               会社概要  

                  Company info

               会社名      サヴォアフェールズ株式会社

                        ヒルトンプラザウエストオフィスタワー19階

               所在地      大阪府大阪市北区梅田2-2-2

               資本金      600万円

               代表者      川井 康豊

               創業のきっかけ  

                  History

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あの時、人生で一番
​自分が嫌になりました。

          それは、私が親の反対を押し切り、18歳で故郷の小豆島を飛び出して
から、大阪は梅田にあるヒルトンの中で美容師をしていた頃の話しです。


 ミスター生涯美容師という言葉がぴったりの社長が経営する九州一の美
容室。その美容室の関西初進出にあたる店舗に、新入社員として雇用され
ました。その後、5年間の厳しくも充実したアシスタント時代を経て、25
歳で念願のスタイリストデビューを迎えました。やっと自分のお客様を持
つことができるぞ!さぁここからだ!そう期待を胸に、スタイリストとし
てご新規のお客様に入客しはじめていた時のことです。



​「申し訳ないけど、店長に変わってもらえます?」


 いかにもヒルトンという場所が似合いそうな、全身ハイブランドを身に
まとった60代前半の女性のお客様からの出会い頭の一言でした。アシスタ
ント時代含め、今までの人生でこんなにも自分を否定されたように感じた
経験は初めてで(怖)

 血の気が引き、冷や汗が出る。何か返答しなければいけないのに言葉が
出てこない。やっとの思いで出した言葉は「た、大変申し訳ありません。
確認してまいります。」そういって振り返ると、背後には高級店さながら
の黒く荘厳な作りのフロントから、腕組をしながらこちらを見つめている
店長が、あきれたような表情で首を横に振っていました。


 その後の私の対応はといえば、想像通りの見るに耐えない散々なもので
カウンセリングに入る前に怒りを通り越し、あきれ顔でそのお客様は
帰ってしまいました。この経験は、新人スタイリストの私の自尊心を砕く
には十分な出来事でした。

 そこからというもの新規のお客様に入客することに恐怖心や不安を感じ
るようになりました。お客様の顔色を必要以上に伺い、本来の自分が出せ
ず(本来の自分も、もう分からない)お客様に自信の無さが伝わってしま
う。負のループに陥り、同期たちに置いてけぼりをくらい、苦しい日々を
​過ごしていました。


「なんとかしないと、このままではマズイ!」


 そう感じて打ち込んだのが技術向上、特にカラー技術に関してでした。
とにかく休みの日は外部講習に出かけ、必死に不安な気持ちを消そうとも
がきました。技術力を上げればお客様は喜んでくれる!自分を必要として
くれる!そう信じて時間とお金を投資しました。ところが、技術を磨いて
いくに従ってお客様の反応が良くなることはなく、ましてや普段練習もせ
ず、飲み歩いている店長のほうがよっぽど売上をあげていたのです。


「あぁ、自分は美容師に向いてなかったんだな、、、」


 親に言われたようにもっとちゃんと勉強して大学とかいっておけば良か
った。そんな後悔にも似たイライラを発散するかのように、毎日深夜4時
頃までオンラインゲームに没頭していました。今ではやることがないので
かなり精神的に辛かったんだと思います。この頃が人生で最も自己肯定力
が下がり、自分のことが嫌いでした。しかし、このあと思わぬきっかけに
​より、状況は一変することになったのです。






​ それは、ある日の仕事の休み時間に、隣のビルに入っていた美容室に
たまたま故郷の幼馴染が働いており、その様子を休憩がてら見にいった
時の事です。その美容室のスタッフは、全員が黒シャツに腰から下にダ
ークブラウンのエプロンで統一され、とってもクールで一体感があって



「とにかくカッコいい!!」


 一見カフェの店員のようですが、その姿はまるでバレーボール部時代
にハチマキ・ユニフォーム・坊主頭で統一された、あの強豪校のなんと
もいえぬ威圧感や風格と同じ印象を、このサロンから受けたのです。そ
の姿に影響され、すぐに自分も同じようなエプロンをネットで購入しま
した!どこか自分にも自信が持てるような気がして(笑)ところが、そ
れを見た店長や先輩からは「何目指してんの?」と小バカにされました
が、とにかくエプロンを着けたくて着けたくて周りに何と言われようと
​関係なく着けはじめることにしたのです。

 エプロン着用から初めてのお客様に入った時のことです。何度もお伝
えするように、私は上手くお客様との関係を築けずにいました。新規の
入客をしても、お客様が嬉しそうじゃない。不安そうな仕草をしたり疑
っているような表情をされることが続いていました。ところが、このエ
プロンを着けての最初のお客様は、不安な表情というよりどこか不思議
そうな表情で私にこう言いました。


​「なぜ、あなただけエプロンなんですか?」


 まさか、そんなストレートにエプロンについて触れられるとは思って
もみなかったので、動揺しながら何故エプロンをしているのかを早口で

伝えました。自分はカラーが大好きなこと・カラーへのこだわり・カラ
ーのためにエプロンを着けていて、必ず喜んでもらえる自信がある事。
勝手に口から出ていました!すると、その慣れない自己紹介を聞いてく
れたお客様は、想定外の満面の笑顔で


​「今日、川井さんが担当で良かったぁ!すごく楽しみ!」


​ そう、おっしゃってくれたのです(泣)スタイリストになってからと
いうもの、こんなに第一印象で喜んで頂けることがなかったので本当に
本当に!嬉しかったのを覚えています。さらに印象的だったのが仕上が
りに対する満足度の変化です。なんてことのないワンタッチの全体染め
だったのですが、お客様から「こんなにキレイに染まったの初めて!」
「感動しました!」「これは特殊な技術なんですか?」と。今までと
同じようにしたはずのカラーなのに、ここまで感動してくれたことに
正直驚きました!「いやいや、普通に染めただけですよ!」なんてとて
も言える雰囲気ではなかったですね(笑)


 その後の私は、再来率や紹介数が格段に上がりカラーリストではない
のに、カラー比率85%までに伸びました。もちろん、お客様との良好な
関係も、昨日までがウソのように自然と作れるようになりました。カラー
の技術向上ではなく、伝え方を変えただけなんです!ただそれだけでした。
こんな簡単なこと、なんで知らなかったんだろぅ??そんな疑問がふつふ
​つと湧き上がってきたのを覚えています。








 実は、その後9年間お世話になったこの美容室を後にし、ひょんなこと
からご縁を頂いた美容メーカーの営業兼講師という仕事を8年間経験する
ことになりました。大阪に拠点を構える、美容健康商材の開発・販売を
するメーカーです。ここでの主な仕事は、美容師に対してヘアケアに特化
した商品・知識・技術を提供しながら店舗サポートを行う事でした。全国
各地にお客様を作り、たくさんの素晴らしい美容師に出会いました。

 そんな中、かつて私がお客様に支持されるための方法に悩み、苦しみ

美容師としての人生設計ができず、半ば諦めかけたあの時と同じような
苦しみを感じている美容師にたくさん出会ったのです。

 不思議なもので「自分以外の美容師は、みんなそれなりに夢を持って
楽しんで仕事しているんだろう。自分なんて、コンテストに興味がなけ
れば撮影にも前向きになれてないし。周りと比べてクリエイティブな
ことが思ったほど好きではないかも?」と、SNSを横目に漠然と妄想
していたものですから、まさかこんなに多くの美容師が売上はもちろん
お客様との関係作りに悩まされ、生涯美容師なんて想像がつかない。
と感じていると思いもしませんでした。しかも、その具体的な解決策が
分からない。だからこそ、技術向上することでお客様に喜ばれ売上は
上がるだろう!と。やはり職人気質の強い仕事ですから、そういう発想
になるのは納得がいきます。かつての私がそうでしたから、その発想に
​なるのは痛いほど共感できました。

 私は、担当として何とか力になれないか?と頭を悩ませていました。
ヘアケアを提供するメーカーの人間が技術サポートするにも限界がある
し、マーケティング・ブランディングのサポートが必要なのかも?と考
えましたがどこかしっくりこないでいました。お客様に支持される人と
されない人の違いは?と過去の美容師時代の経験を辿っていきました。
技術に特化している人や接客が上手な人、ケミカルに強い人や撮影が
得意な人。自分はどうだったと思い返したところでハッとしました。


​「そういえば、自分を変えてくれたのは、エプロンだった」


 あのエプロンがお客様と自分の人間関係を作る橋渡しになってくれた
ことを思い出しました。(当然、技術向上のための外部講習ではなく)
そこから感じたことは、お客様を喜ばせるために自分は何ができるのか
どんな考えでお客様と向き合っているのかを、お客様に正しく伝えるこ
と。安心や信頼を感じていただくための自己開示のプロセス。それがお
客様との良好な人間関係を作る方法なんだ!と気づきました。

 そこからというもの、全国の取引サロンでお客様との良好な人間関係
を作るために自己紹介の技術や心理カウンセリングの技術を設計し、ヘ
アケア技術とともにお伝えしました。その結果は想像以上で、「売上が
伸び悩んでいたがお客様の再来率や単価が上がり売上が増大した!」
「お客様の満足度が今までと大違い!」「今まで聞けなかったお客様の
本音がどんどん出てくる!」と、嬉しいお声をたくさんいただけました。

 中でも、驚きの結果の一つとしてまだサロンに立った経験のない新入
社員3人にこの技術を勉強してもらった時のことです。なんとサロンに
立った初月に3人とも10万円を超える店販売上を出したり、半年間で
15万円ほどかかるメニュー契約を取ったりと昨日まで学生だったような
スタッフが、初月でこんな結果を出すなんて思ってもみませんでした!
この技術は美容師の年齢や経験の差など関係なくお客様に支持されたり
技術で頭打ちになっている人の突破口になる方法だ!そう大きな可能性
を感じた瞬間でした!

 実はずっと疑問に思ってたことがあるんです。それは、どれだけ素晴
らしい師の下で育ったとしても、売れる人売れない人の個人差が激しい。
しかも、全国の美容室でも同じ現象が起きていて、それってなんでなの?
理由は様々あれど、本質的に考えると、それは【美容師になる技術】は
学べるが【売れる美容師になる技術】は学び・伝えるのは難しいことだと
​感じるんです。「いやいや、そんなことないでしょ?」と言われるかも知
れませんが、それにしてはどうすればお客様に支持されるのか分からず
苦しむ美容師が多すぎると思うのです。それこそ過去の私のように。








 現在、美容室は約25万軒あり、増減しつつも今だ増加傾向にあります。
こんな状況の中、さらに人口減少により美容室数と顧客数のバランスが崩
れ、少子高齢化によって美容師とお客様の年齢差が開き続けていることで
若い技術者ほど、お客様との人間関係を作ることが難しくなっています。


 厚生労働省のデータでも美容師の離職率は10年で92%と報告されてい
るように、多くの美容師が自身の人生設計に悩み、美容師を諦めていく中
​で少しでも美容師を続けられる方法を模索し続けなければなりません。新
型コロナウイルスをはじめ時代が大きく変わる今、これまで長らく続いて
きた気を配り尽くすサービス業視点から、教え伝える教育産業視点に変わ
るべきタイミングだと感じます。モノや情報で溢れ、AIが多くの仕事を
奪おうとしている次の時代こそ、ヒトそのものの魅力で勝負できる人や
サロンが選ばれると確信しています。


 私達は、一人でも同じ不安を抱える美容師に、ヘアケアとカウンセリン
グを軸に顧客との【良好な人間関係を作る技術】を提供し、美容師人生に
やりがいと楽しみを持ち続けて欲しいと願います。そして、その結果とし
て【美容師を生涯続けられる仕事に】するコトをサポートできたらなと考
​えています。これが、会社を立ち上げた想いです。

私を救ったのは技術の
向上ではなく、エプロンでした。

美容師の仕事を
この先も続けられるのか?

サービス業視点の美容師
​と教育産業視点の美容師

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